2024年後期の朝ドラ「おむすび」。
平成ギャルが栄養士を目指し成長していくストーリーで、橋本環奈さんがヒロインを演じています。
そんな「おむすび」に、放送が始まってから「つまらない」との声があがっているようですが、一体なぜなのでしょうか。
【朝ドラおむすび】リタイア•脱落者続出?
当初は「おむすび」初回放送の視聴率が、「虎に翼」を上回ったことが大きく取り上げられていましたが、第1週目の後半で既に失速。
視聴者の1/4が脱落したとみられています。
「虎に翼」が第1週目で視聴率が上がっていったのと対照的に、右肩下がりとなっている「おむすび」。
本記事では、朝ドラ「おむすび」がなぜ「つまらない」と感じられてしまっているのか、世間の声をもとに考察しまとめました。
【朝ドラおむすび】見るのやめた理由はなぜ?
時代背景が平成だから
朝ドラの視聴者層の多くは中高年を占めています。
そのため、おかえりモネ・ちむどんどん・舞いあがれ!など、平成や令和に近い年代の朝ドラは評価が低くなることも多いと言われています。
「あまちゃん」のように、平成を舞台にしていながら昭和の要素も上手く取り入れ、ヒットした作品もあります。
実在の人物の話ではないから
朝ドラには、モデルとなる実在の人物がいる場合と、完全なオリジナルストーリーに分かれます。
実在の人物の歴史を題材にしているものも多く、そちらの方が視聴者にも好まれる傾向もあります。
実在の人物の史実に添ったストーリーを踏まえて、実際の出来事のアレンジなどを見つけることに面白さを感じる方も多いようです。
「おむすび」は逆に完全なオリジナルストーリーのため、ドラマの展開が読めないことが逆に魅力になるのではないでしょうか!
朝ドラの視聴者層に多い中高年向けではなく、少し下の年代を狙っている可能性も考えられますね。
ギャル要素の必要性を感じられない
震災で苦労したヒロインが栄養士に成長する物語という設定で十分なのに、ギャル要素がなぜ必要なの?という疑問の声も多数あがっています。
今後ギャル要素と栄養士を目指すストーリーが関連づいてくるのかもしれません。
今は栄養士や震災との関連性を感じられないギャル要素があることで、ちぐはぐな印象を受けている視聴者も多いのかもしれません。
ちむどんどんと設定が同じ
主人公の結は、栄養士を目指し、食を通じて人々の心を結んでいくという設定。
食を通じて人々の心を繋いだり、健康を支えるという基本設定が、2022年前期の朝ドラ「ちむどんどん」と同じ感じがするとの意見も。
虎に翼が面白すぎた
「おむすび」の一つ前の朝ドラ「虎に翼」は、最初から最後まで大好評のまま最終回を迎えました。
登場人物もそれぞれ魅力的で、観る側としても頭を適度に使い、自分事として考えさせられる部分も多く、根強いファンが多く誕生しました。
「とらつばロス」から抜けきれないまま「おむすび」を観ていることが、「おむすび」に物足りなさを感じてしまう一因になっているのではないでしょうか。
虎に翼とは全く別の話なので、頭をリセットして観るべきですね!
もちろん「おむすび」が面白い!という声も
朝ドラ「おむすび」が面白い!という声ももちろん多くあがっています。
「軽い気持ちで観れるのが朝にちょうどいい!」という意見や、「登場キャラクターたちが可愛い」「見ていて元気が出る」という意見も沢山みられました。
ガラケーやハイビスカス、プリクラ機など、懐かしの平成アイテムにノスタルジックな気持ちになりながらも、明るい登場人物たちにパワーをもらえる素敵なドラマだと感じます!
「食」がテーマの朝ドラ一覧
「おむすび」は、平成元年生まれのヒロインが、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”とされていますが、朝ドラには、他にも「食」の現場が舞台となったドラマがたくさんあります。
あすか(1999年)
ヒロインのあすかを演じたのは竹内結子さん。
京都と奈良を舞台に、和菓子職人を目指すヒロインの成長を描きました。
竹内結子さんは、実際に週1回和菓子の特訓に通われたそうです。
ほんまもん(2001年)
ヒロイン・木葉を演じたのは池脇千鶴さん。
数々の食材に出会い、次々と料理にチャレンジする木葉が、京の精進料理にたどり着くというストーリーです。
てるてる家族(2004年)
ヒロイン・冬子を演じたのは、石原さとみさん。
パン屋の4姉妹が、それぞれの夢を持ち奮闘するストーリーです。
春子(紺野まひる)はフィギュアスケート、夏子(上原多香子)は歌手、成績優秀な秋子(上野樹里)は発明の道に進みました。
ハギャレンのみんなも一人一人夢を持っているため、初期の設定としては少し「おむすび」と似ているかもしれませんね!
どんど晴れ(2007年)
横浜にある実家のケーキ店でパティシエを目指していたヒロインの夏美。
盛岡の老舗名門旅館の跡取り息子と婚約したことで、大女将 と女将のもと、仲居見習いから厳しい修業をすることになるすとーりーです。
てっぱん(2010年)
ヒロイン・あかり(瀧本美織)は、母が作るお好み焼きをこよなく愛する高校生。
高校を卒業後、鰹節をつくる会社に就職したヒロインのあかり。
祖母の家に下宿をし、同じく祖母の家に暮らしている様々な人に出会いながら、かつて母親と祖母が切り盛りし閉店していたお好み焼きの店を復活させるストーリー。
ごちそうさん(2013年)
大正時代から昭和、戦後にかけて、各時代で食べられていたあらゆる「食」を題材として話題となった作品。
洋食屋・開明軒の娘として育ったヒロインのめ以子(杏)はとにかく食べることが大好き。
ある日出会った納豆嫌いの大学生・西門悠太郎(東出昌大)に、試行錯誤しながら作った納豆料理を食べさせたことで、料理を作る喜びに目覚めます。
▼め以子が作る料理や、物語に登場する料理は、公式レシピ本が発売されるほど話題になりました。
まれ(2015年)
世界一のパティシエを目指すヒロイン・希(まれ)が、横浜で厳しい修行に挑む物語。
故郷の能登で開いた自分のお店が特別な場所になるまでを描いています。
ひよっこ(2017年)
ヒロインのみね子は、出稼ぎに出た父の失踪をきっかけに集団就職で上京。
工場の仕事仲間や幼なじみ、ウエイトレスとして働く洋食屋・すずふり亭の家族に支えられた、日々の暮らしを温かく描いた物語です。
すずふり亭のハヤシライスやビーフコロッケ、ビーフシチューなど、みね子が食べる料理にも注目が集まりました。
まんぷく(2018年)
ヒロイン・福子(安藤サクラ)の夫・萬平(長谷川博己)がインスタントラーメンとカップラーメンの開発に情熱をそそぎ、日本中で売られる商品を作り上げていくという物語。
福子と共に、困難を乗り越えながら商品を完成させました。
ちむどんどん(2022年)
沖縄料理に夢を懸けるヒロインと強い絆で結ばれた4兄妹の「家族」と「ふるさと」の物語。
ヒロインの暢子が料理を通して人々と繋がり、最終週には、ふるさとの山原村に戻り自宅で食堂を開いていました。
このように振り返ると、食をテーマにした朝ドラが制作される頻度はとても高いですね。
それほど「食」は人々の暮らしになくてはならない大切な存在であると分かります。
おむすびも、「食」をテーマにしていることで、他の朝ドラと比較した評価がされやすくなっている可能性もありますね。
まとめ
朝ドラの視聴者層が中高年であることもあり、リタイアする人が続出している朝ドラ「おむすび」。
しかし若年層は「おむすび」が面白いと感じる方が多いということもデータであがっているそう。
「朝ドラ」という枠にあるため他の作品と比較されてしまいやすいですが、単体のオリジナルドラマとして観ると、面白くて元気の出るドラマだと感じます。
平成ギャルや懐かしい文化を感じながら、ストーリー展開がどうなっていくのかも楽しみに観ていきたいですね!
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